Source Forest Productsが伝える新型コロナと伐採シーズン





2020.07.14



新型コロナウィルスが世界中に広まったことで、経済的に困難と不確実性が生じ、ここ数ヶ月は誰にとっても試練の時だったのではないでしょうか。最初に、カナダの林業の現場はどんな状況なのか少しお話します。

寄稿:ブローディ・ジュアー Source Forest Products セールス・マネージャー





 カナダ政府とBC州は、3月中旬に新型コロナの感染拡大を遅らせ、感染者数のカーブを緩やかにするための措置を早期に講じました。原木を製材する工場では、ほとんどの場合、3週間にわたって操業を停止しました。 この早急な対策により、新型コロナの蔓延を食い止めると同時に、その後の操業に大きな影響を与えることなく、製品を生産し続けることができました。 また、木材の乾燥、選別、加工を行う施設では、政府が定めた物理的な距離を保つためのルールに沿って作業環境を整える措置がとられました。  


 こうして多くの施設を経由する木材の流れは妨げられることなく維持されています。 今ではこのニューノーマルの中でこれまでとは違う方法で安全に操業する方法が浸透しています。


 さてここからはSource Forest Productsの話になります。新年度に入り、私たちは頻繁に森林に入ってお客様が期待される高品質な木材(原木)を調達しています。場所はBC州沿岸部とバンクーバー島、フレーザー・バレーです。伐採量は、オールド・グロース(原生林)とセカンド・グロース(二次林)合わせて2万〜3万㎥、昨年より増加する予定です。今年はオールド・グロースとセカンド・グロースの割合が50/50となる可能性が高いですが、できるだけオールド・グロースに重点を置きたいと考えています。すでに伐採されたハイグレードのウエスタンレッドシダーとイエローシダーが在庫されてきており、まもなく製材に取りかかります。  


 私たちは木を伐採する権利をもっています。だからこそ、山のどのあたりにどんな種類の木がどんな状態で育っているかを熟知しており、雪溶けとともに山に入って一本ずつ状態を確認しながら、お客様から求められる品質やサイズにぴったりの木を選んで伐採することができるのです。育った環境からその木の性質を見極め、プロジェクトや最終用途にふさわしい木を選んで伐採、乾燥や製材の工程まで一貫した品質管理を行っています。


 今年度は、これまで以上に日本市場に重点を置いています。日本のお客様とお会いし、どんな木材を求めておられるかお話を伺うのが楽しみです。独自のグレード、サイズ、仕様といった特注にお応えするのは私たちの得意とするところです。お客様の必要とされる製品、期待される品質をご提供します。ログハウスやティンバーフレームに必要なフリッチやキャンツ、カスタムカットをお探しではありませんか。あるいは特別な用途やグレード、仕様、サイズでお困りでしたら、一度ご相談ください。Source Forest Productsへ直接、もしくはBCウッド日本事務所まで、ご連絡をお待ちしています。


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 Source Forest Prodcts(ソース・フォレスト・プロダクツ)は、ウエスタンレッドシダー、ダグラスファー、ヘムロックなど沿岸樹種のカスタムカットを得意とする製材供給会社。高品質な原木や製材をお届けします。

 構造用・非構造用を問わず用途に応じたグレードやサイズの製品を、伐採から乾燥、製材まで徹底した品質管理でお届けします。


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