建築家のブライアン・J・マックは、料理・食事やリビングのスペースを挟んで2つの独立した居住空間を美しいシンメトリーにレイアウトしました。敷地内にある伝統的な建造物の精神を受け継いで、このプロジェクトの全体的なエッセンスは、アディロンダックの偉大なキャンプ(アディロンダック湖に建てられた豪華な山荘)からインスピレーションを得ています。
「これらのキャンプでは、自然環境に由来する重厚な丸太や木のディテールがふんだんに使われていました。」とマックは説明します。「私たちは、自然環境から得られる重厚な丸太や木のディテールを現代的な言葉で整理し、同じようなダイナミックさと風景との関係を与えてくれる素材を使いたかったのです。ウェスタンレッドシダーの等級分けと仕上げにより、同じ樹種でありながら全体的な美しさを実現する柔軟性が得られました。」
実際、マックは家全体にウェスタンレッドシダーを美しく使用しています。室内では、自然に染色されたシダーのスラットが建築に深みを与え、光が絶え間なく移動することで、ダイナミックさを生み出しています。一方、ダークシダーのファサードは、自然の要素を具体的に反映しており、家主が求めていた土地とのつながりをもたらしています。
「ウェスタンレッドシダーは、ステインの定着性が非常に良いのです。」とマックは言います。「外装のブラックステインは、建築物を風景に溶け込ませ、内部の自然な仕上げとの強いコントラストを生み出すことを追求する上で、重要なトーンとなりました。」
“ウェスタンレッドシダーは実績のあるサステナブルな素材で、この別荘に温かみを反映しています。” ―ブライアン・マック
プロジェクト:ADK Camp
グレード:KD 'A' & Better
サイズ:1×6
留め具:ステンレス製リングシャンク釘
仕上げ:内装:クリアー仕上げ、外装:ブラックソリッドボディステイン
所在地:アメリカ、ニューヨーク州ブラントレイク
設計:BIRDSEYE
写真:Jim Westphalen Photography
原文:https://www.realcedar.com/blog/project-of-the-week-adk-camp/