特にこの素晴らしい複合施設は、ウェスタンレッドシダーで包まれています。床から天井まである窓が特徴的で、各階に質感と開放感をもたらしています。
自然界において汎用性の高い素材であるウェスタンレッドシダーを採用することにした理由は2つあります。まず1つめは、腐敗や腐食、虫に対しての耐性です。それゆえ、ウェスタンレッドシダーはミシガンの厳しい冬の季節に理想的なサイディング製品なのです。「ウェスタンレッドシダーは寒い環境に適しているのです。R値(熱抵抗値)が高く空気の侵入が少ないため、機械的な調整があまり必要ありません。サステナブルな外壁には適しているのです。」とLOHAのプリンシパルアーキテクトのロカン・オヘリは述べます。
2つめの理由として、ウェスタンレッドシダーには時代を超越した魅力があることです。これは、クライアントがこの地域で必要とされている住宅や設備を導入したいだけではないことが重要なポイントでした。ダウンタウンとミッドタウンの架け橋となるような開発を目指していたのです。 そして、その目的は達成されました。確かに、美しい質感を持つ節のあるウェスタンレッドシダーは、建物のすっきりとした現代的なラインを引き立てています。しかし、同時にこの地域の伝統にも敬意を表しています。 「ジョンR2660は、新しい開発がいかにして広大な歴史を反映し、近隣住民の未来を予測することができるかを示す重要な例となりました」と受賞した建築家は語ります。
プロジェクト:John R Project
所在地:ミシガン州 デトロイト
グレード:KD Select Knotty
パターン:T&G ¼”reveal
サイズ:1×4
留め具:ステンレス鋼
仕上げ:Semi-transparent, solvent born, oil-based stain
建築事務所:Lorcan O’Herlihy Architects [LOHA]
写真:Jason Keen
原文:https://www.realcedar.com/blog/warming-up-mixed-use-architecture-with-naturally-resistant-siding/