「2つのシンプルな切妻屋根の建物を、屋根付きの歩道がつないでいます」。プロジェクトリーダーの建築家、ティモシー・シュウテンは説明します。「居住スペースを南向きに配置したことで、息をのむようなパノラマに浸ることができます」。
一方の建物にはガレージとエクササイズルームがあり、メインの住居から90度回転させています。スキー、ハイキング、マウンテンバイク、ウィンドサーフィンを愛する、シアトルから移住してきた夫婦の定年後の夢の住まいです。
設計に環境への配慮は不可欠でした。家の敷地面積を最小限に抑え、ソーラーパネルを利用した完全なオフグリッド電力を実現。高効率の空調設備と断熱屋根・壁を採用しています。
すべての外壁、屋根付き歩道、デッキとその天井など、家全体に、リアルシダーがふんだんに使われています。
このプロジェクトでは、シダーに特殊なエイジング加工を施し、風雨とともに自然な経年変化をさせることで、外観の温かみと周囲環境との親和性を高めました。
「クライアントは、リアルシダーを採用するアイデアを気に入ってくれました。シダーは、彼らの夢の定年後の住まいに、個性と温もりをもたらしてくれています」。
リアルシダー仕様
等級: セレクトノッティ
サイズ:1×4フィンライン
留め具: ブラインドネイル
仕上げ: 耐候処理
ウエスタンレッドシダー レイクサイド製材